フランダースの犬 岩波少年文庫 (114)

表題作の他、美しいストーブを愛する少年の物語「ニュルンベルクのストーブ」を収録
ウィーダ, 野坂 悦子
単行本; 238p; 17.2x12cm
岩波書店(2003-11)
フランダースの犬    岩波少年文庫 (114) 表紙
¥ 672 (税込)
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Amazon.co.jp カスタマーレビュー(3件)
おすすめ度5(2007-10-06)
少年の愛と情熱
老犬の命を救った貧しき少年 (絵描きの卵) の苦難と (犬との) 友情、(美しい幼友
達との) ロマンスと絵に対する情熱を描いた名作。母に死に別れ、父は行方不明。
祖父と2人暮らし。

少年の夢は、(アントワープの大聖堂に飾られている) 大画家ルーベンスの 名画
を見ること。ある日、少年は若い画家に絵 (デッサン) の才能をみとめられて、
油絵の手解きを受ける。その画家と少年との関係が最後まで謎に包まれる。

(祖父の死後) クリスマスが間近かになったある夜、幼友達の家 (風車小屋) が火
事で半焼する。その火元として、少年が濡れ衣を着せられる。絵のコンテストに
も敗れ、希望を失った少年は吹雪の中、アントワープへの道を老犬と共にさまよ
い歩く。。。

若い頃、画家になろうと志したことがある(犬好きの) 私は、この作品がとても好
きだ。敗戦直後の貧しかった(少年) 時代を懐かしく思い出させる。原作では結局、
悲劇に終わる(凍死して天国に召される)が、数年前に観たハリウッド映画では (原
作が) 改訂され、最後の場面で、(浅田次郎流の)「どんでん返し」が起こり、全
ての謎が解け、「ハッピーエンド」に終わる。

どちらも(心暖まる) すばらしい作品だが、(19世紀後半当時の) 現実により迫った
原作の方に私は軍配をあげたい。大人にも思わず涙を呼び起こす感動的な作品である。
経済的に豊かになった現在の日本社会に失われている粗朴なある感情を想起させる。。。

http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20071225i302.htm?from=main3

原作「フランダースの犬」は、なぜ日本人(だけ)に感動を呼び起こしたか?

「最後の侍」(いわゆる「武士道」)と共通点はないだろうか? 敗けても主義
(信念)や友情を貫くことを「美徳」とする、古き良き文化は、果して今でも日
本に残っているだろうか? 

おすすめ度5(2006-09-15)
愛と信頼の物語
子供の頃、号泣した記憶がある。最後の教会のシーンでは、泣きじゃくって先に進めないほどであった。だが、今回読み返してみたら、愛と信頼に溢れた美しい物語だった。

おすすめ度5(2004-05-12)
名作を再び!
カルピス劇場で放映されたフランダースの犬はとても豊かな子供時代の思い出として刻まれています。しかし現代の子供達は?と考えると、戦いや争いのアニメーションが多い中このネロとパトラッシュの友情がもたらす本当の豊かさがいつの時代にも求められているのではないでしょうか。



ぷーちなび犬本