ガーランドのなみだ (文庫)

13年間、生活を共にした盲導犬・ベルナの死と、最愛の夫の死。二つの大きな悲しみにうちひしがれる著者のもとに、2頭目の盲導犬・ガーランドがやってきた。なかなかうちとけないガーランドに悩む著者は、やがて、ベルナと比べていた自分の気持ちにこそその原因があったことに気付く。甘えん坊でやんちゃなガーランドが本当の家族になった時、再び不幸が訪れる。『ベルナのしっぽ』の続編
郡司 ななえ
文庫; 324p; 15x10.8cm
角川書店(2004-06)
ガーランドのなみだ (文庫) 表紙
¥ 580 (税込)
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Amazon.co.jp カスタマーレビュー(3件)
おすすめ度5(2007-03-16)
悲しみに打ち勝って
前の犬ベルナは模範的な盲導犬でしたが、次のガーランドはやんちゃでわがまま。ときに盲導犬らしからぬ行動をとり、郡司さんや息子さんを困らせます。でも、次第になくてはならない家族になっていきます。
その矢先・・・・・・
「かわいいおばかさん」な分、よけい涙をそそります。前回のベルナのしっぽより泣けました。「ベルナ」「ガーランド」2冊まとめて読むことをお薦めします。
あらゆる悲しみに打ち勝って進む作者には本当に敬服します。

おすすめ度5(2004-09-04)
苦しい程悲しくなりました
この本の中で、郡司さんと盲導犬ガーランドが道に迷い、大雨の公園の中で
二人だけでぽつんと佇んでいる場面が私の心に強く残りました。何か孤独で
とても寂しい感じもするのですが、反面、二人共に大切な存在となり心の
強い結びつきが感じられるような場面だったからです。単に時間を共有する
のではなく盲導犬は心も共有する存在なんだと感じました。

それだけに、病床に臥すガーランドの姿には胸が締め付けられる思いでした。
ガーランドのなみだには悲しみで胸が押しつぶされそうになりました。
最後まで読んで、何故だか公園の中で雨に打たれてきょとんとした表情の
ガーランドが強烈に目に浮かんできて、そして遠ざかっていく映像が私の
脳裏に映し出されました。

おすすめ度4(2004-06-23)
盲導犬にも性格があるんですね。
前作の「ベルナのしっぽ」はテレビ、新聞、雑誌にこぞって取り上げられテレビドラマにもなったほどの感動エッセイだった。27歳にしてベーチェット病で失明した著者とベルナとの13年間の絆は「結婚」生活であった。だが、神はあまりにも悲しい結末を用意していた。ベルナが病死し、夫までもがガンで逝ってしまったのだ。たった3ヵ月の間に。
どん底に突き落とされた著者は2頭目の盲導犬ガーランドと結婚式をあげることになる。だが、その結婚生活は困惑をともなうものだった。なぜか。思い悩む著者。盲導犬にも性格がある。あまりにもベルナとの蜜月が長かったのため盲導犬=ベルナの意識が固まってしまったため、ガーランドは不満だったのだ。そんなことに気づいたころ、また神は…。ハンカチを握って読んでください。

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