走ろうぜ、マージ

11年間を共に過ごしてきた愛犬マージが末期癌に。最後の夏を、酷暑の東京で過ごさせるわけにはいかない。馳星周の軽井沢生活が始まった。人と犬はここまでわかりあえる−。公式HP連載「軽井沢日記」に加筆修正して書籍化。
馳 星周 (著)
単行本; 308p; 18.6x13cm
角川書店(2006-06)
走ろうぜ、マージ 表紙
¥ 1,575 (税込)
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Amazon.co.jp カスタマーレビュー(3件)
おすすめ度5(2007-10-19)
犬への愛
初めてこの本を手に取った時のなんとも言えない違和感は未だに忘れません。
走ろうぜ、マージと書かれたタイトル。犬の表紙。そして馳星周の名。
読み始めて、一週間程、何度も何度も読み返しました。
愛犬の一進一退の病態に喜び、悲しみ。読み手の私がなぜか、側でそれを見ているような
錯覚を覚えました。
気がつけば、一緒になってマージの容態を見守る自分がいました。
愛犬家のみなさんには、必読の一冊と言えると思います。

おすすめ度5(2006-08-31)
切なかったです
犬を家族のように飼っている人は、この本を読むと、自分のことのように思うでしょう。
愛する犬と共に生きることの素晴らしさが、この本には詰まっています。犬を愛している人々に、読んで欲しいです。

おすすめ度5(2006-06-05)
死がふたりを分かつまで
読後の感想は「私にはできるだろうか、ここまでやれるだろうか」。
バーニーズのマージは11歳。バーニーズにしては長生きだそうだが、そのマージが悪性組織球症という治療法のない病気にかかり、余命3ヶ月を宣告されてからの日々が日記形式に綴られている。

暑い東京を離れて、少しでもよい環境で過ごさせてやりたいと軽井沢に貸し別荘を借りた著者。そしてつきっきりでマージの世話と看病をする。その日々はあまりにも細やかで、マージと著者の間にあるのは濃密な愛だ。足腰が立たなくなったマージをカートに乗せて外に連れ出し、毎食手作りご飯を与え、食べたと言っては喜び、おしっこが出ないと言っては嘆き哀しむ。

これは恋愛小説のようだ。マージ、マージ、マージ。1ページに何度この言葉が出てくるだろう。何があってもそばにいるよ、なにも怖がることはないよ、と語りかける著者に私も泣いた。

動物を飼っている以上、飼い主が先に逝くことは許されない。責任を持つというのはそういうことだ。どんなことが起きても最後まで看取らなければならない。それがたとえなすすべなく見ているだけだとしてもだ。苦しませたくない、痛い思いをさせたくないと願うのは動物を飼っている者なら誰しも思うことだ。そして馳さんはできうる限りそれを実行した。マージは最高に幸せな犬だったと思います。

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