マヤ、ある犬との別れ

慈しみつづけた愛犬と、永遠に別れる日まで…。日々老いてゆく姿に、離別を予感する飼い主がしてやれることは? ペットロス問題に一石を投じる、感動の実話。
マーティン・スコット・カズンズ (著), 松井 みどり
単行本; 147p;
講談社(1997-10)
マヤ、ある犬との別れ 表紙
\1,680 (税込)
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Amazon.co.jp カスタマーレビュー(4件)
おすすめ度5(2005-12-06)
美しくて切なくてはかない
まず文章が美しい。詩集のように綴られたマヤとの最後の日々がキラキラと語られている。

マヤの最後を見届けるため、ずっと一緒に過ごすため、著者は仕事も手放し、人付き合いも捨てしまう。ただマヤが苦しまずに逝くことのみを神に祈る。犬との特別な絆は時として親子や兄弟のそれを超える。人はそれを見て「たかが犬じゃないか」と笑うかも知れない。しかし著者はきっぱり言うのだ。マヤの無償の愛に応えるためなら仕事や友人づきあいなどとるに足りないことなのだと。

美しい文章で一人と一匹の固い絆を静かにやさしくつむいだ佳作。

おすすめ度5(2005-07-03)
“近道” 本物の心の本
他の何ものとも換えられない 宝石のような一瞬一瞬を過ごした作者。容態の変化による暗闇のような時をはさみながら・・・。
私も愛するかけがえのない人を介護した時、かけがえのない友(人はペットと呼ぶが)を亡くした時、作者と全く同じような気持ちを経験した。だから最初から最後まで一行ごとに涙があふれた。私も人生の目標を中断して何年も介護に没頭した。遠回りでないことは初めからわかっていた。神は必ず見ていてくださる。この生き方が結果的に一番の近道になる。
介護を経験しなければ 決して知ることのなかった気持ち。相手の幸せそうな目を見たときの 星がきらめくような至福の一瞬や 陽だまりのようなあたたかな気持ち。愛する者が苦しむ時、自分も感じる吐くほどの悲しみ。
この本の作者は こういった経験がその後すべて音楽の仕事に反映されたに違いない。人は“遠回り”と呼ぶかもしれないが 一番の“近道”だったはず。

おすすめ度5(2003-06-14)
ぜひ、復刊してほしいです。
私は愛犬を癌で亡くしましたが、亡くす前にこの本に出会い著者の献身的な看病を自分の子の時はと、いろいろ思いながら読みました。家族の一員である愛犬がなくなる時、本当にこの子にとって何をしてあげられるだろうと、本当にこの子にとって自分のしてあげている事は正しいのだろうかと、誰もが思い悩む決断です。 子供のように、ある時は恋人のように思い接してきた愛犬に、せめて最後は安らかな最後をと祈るような気持ちが切々と綴られた涙無しには読めない章と、幸せ一杯の夢のような時代の章を加え、決して辛いだけで無い愛犬との日々を記した愛犬への別れのラブレタ−とも言える本です。ぜひ手にする時があったらば一度読んでみて下さい。 あなたと愛犬との出会いに幸せを感じられる本です。

おすすめ度2(2003-02-18)
愛犬家の皆様へ
副題にDiary of a Very Special Love とあるが,そしてマヤは文中で3人称で書かれてはいるが,日記というより,ラブレターのようだ。人生の一時期を愛犬と共に暮らせて,自分がどんなに幸せであったか,を切々と綴った恋文。久々に今は亡き我が家の犬を思い出してしまいました。思い出すごとに,嬉しさと哀しみ,笑みと目頭の熱さがごっちゃになって,とても複雑な気分です。



ぷーちなび犬本