クイールを育てた訓練士
盲導犬の素質は血統が第一だが、家庭犬を母親とするクイールは決して盲導犬になるべくして生まれた犬ではなかった。そんなクイールがどうして、すぐれた盲導犬になることができたのか? 本書は「魔術師」と異名をとる多和田の訓練士としての苦闘を描きながら、クイールをはじめ多くの名盲導犬を世に送り出した「多和田マジック」の秘密を探っている。

多和田 悟 (著) 矢貫 隆 (著)
単行本; 256p; 19x13.6cm
文藝春秋(2003-05-31)
¥ 1,400 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(3件)
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(2006-04-11)
家庭犬を飼うにも参考になります
盲導犬は犬の中の先鋭で一生を自分の意思とは反するものかと誤解していました。書に出てくる犬は実に生き生きして楽しく仕事をこなしている。それも確実に・・何でもいえる事だけど楽しくないと上手く行かない。犬に対する著者の深い洞察力・愛情は十分伝わるし、誰にでも少し気を付けたら出来る事のように思えました。愛玩犬を飼うのだって先祖はやはり狼に違いないのだから
良く犬と自分を見つめて考えて欲しいと感じました。是非一読される事をお勧めします。
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(2005-11-10)
久しぶりにすごい人とすごい本
犬のしつけに悩んで購入したのですが、多和田悟さんの人生に感動しました。しつけ書というより、人生の指導書でした。多和田悟さんの生きざまと、情熱がこのクイール人気を導いたのかな、と、神様の意思を感じました。
また、犬に対しての先入観も随分変わり、その犬の個性を大事にしつつ、ほめてしつける大事さを知りました。うちの犬は1頭目は厳しくしつけすぎて、行儀はいいけど愛想がなくなってしまい、2頭目は、かわいがってほめて育てていますが たいそう時間がかかっています。でも、人間好きで愛想の良い犬です。1頭目も今からでもほめていこうと思っています。
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(2004-01-29)
しつけ本よりお薦めです。
「魔術師」の異名をとる多和田氏の魔術師ぶりに驚くと共に、氏の仕事に対する執念に感銘を受けました。ある種のサクセスストーリーになっていますが、「これだけ金持ちになった」とか「これだけビジネスで成功した」という普通のサクセスストーリーではなく、盲導犬訓練師を通した人間としてのサクセスストーリーとでも言いましょうか。
紆余曲折を経ながら氏が体得した訓練方法は素晴らしいものであり、その精神は盲導犬にとどまらず、家庭犬のしつけにも充分役立つものだと思います。下手なしつけ本を何冊買うよりも、この一冊で充分なくらいの説得力があります。
また、矢貫隆氏の文章もとても読みやすい上に、読者をどんどん惹き込むようなところがあり、その点からも大変質の高い本だと思いました。
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