山古志村のマリと三匹の子犬

3匹の子犬を出産した日に中越地震に見舞われた犬のマリ。地震発生から16日後、山古志村に戻った人々が見た感動の光景は。荒れ果てた山古志村で、生まれたばかりの子供を守ったマリの実話
桑原 真二 (著), 大野 一興 (著), ikko
単行本; 119p; 19x13.8cm
文藝春秋(2005-02)
山古志村のマリと三匹の子犬 表紙
¥ 1,200 (税込)
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Amazon.co.jp カスタマーレビュー(5件)
おすすめ度5(2008-01-01)
何よりも大切なもの
被災地、被害者という言葉を聞くと、災害とは関係のない地域に住む人たちから見れば
不幸な人たちのように思われがちですが、たしかに起こってほしくない悲劇ではありますが
そこから貴重な学びを得ることができたという点では、人生の終わりに振り返ってみた場合
けっして悲劇ではなかったと感じることもあるのではないのかな?と、この本を読み終わって
私は感じてしまいました。

テレビのインタビューで、マリの飼い主のおじいちゃんが
「お金なんかいらない、この子されいれば」と涙を流しながら
マリをなでていたのがとても胸に響きました。

多くの子供たち、そして大人にも読んで欲しい本です。

おすすめ度5(2007-12-20)
小さいマリの大きな力
予期せぬ災害に襲われた時、人間がマリと同じ事をできるのか?と、非常に考えさせられました。
自分の子供達を守り、傷だらけになりながら動けないお父さんを励ましに行く……。お父さんと豊さんはマリちゃんを大切にし、愛情をいっぱい注いで一緒に暮らしていたのでしょうね。マリちゃんもそれを知っていたから、危険な思いをしながらお父さんを励まし続けたのだと思います。
人間がいなくなった山古志村で16日間、自分の力で子供を守り、生き抜いたマリは本当に立派。頭が下がります。

マリちゃん以外にも、一緒に住んでいたワンちゃんやネコちゃんと離れて暮らしている山古志村の方々が、早く元通りの暮らしに戻れる事を願います。

おすすめ度4(2007-12-16)
胸があつくなる
犬のマリが子どもを産んだ日、中越地震が起きた。
人間も逃げ出すのがようやくの中、
おいていかれたマリと子どもたち。
余震の続く山古志村で懸命に、迎えをまっていたマリのお話が
すっきりとした絵本として描かれています。

山古志村の自然の美しさ、そこで幸せにくらすマリ。
子どもが生まれた日に起きた地震、
その中で自分の子どもと、飼い主のおじいさんをちからづけたマリ。
そのまっすぐで懸命な姿は、胸をうちます。

あの時、人間も精一杯で、犬まで連れて行けなかったというのは
仕方がないことだったけれど、
犬にも人間にも本当につらい出来事だっただろうと思います。
おじいさんのところと子どもたちのところを往復するマリの姿。
胸があつくなりました。

おすすめ度4(2005-11-22)
鎖につながれたまま
マリは日本犬に近い雑種でした。震災時はお爺さんは家具の下敷きでマリは鎖に繋がれたまま逃げることも出来ず、恐ろしい目にあいました。
生まれたばかりの子犬たちが心配で心配で必死で暴れたことでしょう。
幸い鎖がはずれ、家屋に潰される事もなく主人が迎えに来るまで生き延びることができました。お爺さんもマリのおかげで命拾いしました。
マリが生きていたから、子犬も無事だったから感動の物語になってますが、災害時の動物達の処遇についても考えさせられます。
特にケージに入れられたままとかヒモにつながれたままの動物は逃げたくても逃げられないのだから。大切な家族の一員が悲惨な目に遭わぬよう願います。

おすすめ度5(2005-06-06)
感動しました。
本屋さんで手にとって買う前に読んでしまいました。
母犬のマリのけなげなこと、涙がでます。
人間だけでなく動物達もつらかったんだろうなあ、と他人事に感じていた自分を省みてしまいました。
絵本なので私はプレゼントにえらびました。絵もかわいらしい。
山古志の豊かな自然を愛する村の人たちの気持ちもつたわってきます。
地震で悲惨な状況になった村の様子に心が痛みました。
そんななかでもマリが懸命に生きる姿に学ぶところがありました。
この本は購入すると利益の一部が地震の復興に使われるそうです。
この本を購入してすこしでも地震の被害の助けになれば、と買うことにしました。

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