紀州犬―生き残った名犬の血 光文社新書
今、北海道の羅臼に本来はイノシシを獲る紀州犬でありながら、エゾシカやヒグマの猟に目覚めた一頭の天才的猟犬がいる。名猟犬の血を正統に受け継ぐ紀州犬「熊五郎」と犬を取り巻く人々との共生の姿を描く。

甲斐崎 圭 (著)
新書; 236p; 17.2x10.8cm
光文社(2002-03)
¥ 735 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(1件)
おすすめ度

(2005-10-27)
北海道の紀州犬
ヒグマを倒す名犬として知られる紀州犬「熊五郎」について取材した本。
第一章は紀州犬の歴史について。この部分はそこそこまとまっていて面白かった。しかし、第二章以降、本題の熊五郎の話に入ると、途端におかしくなる。熊五郎とは知床で猟犬として飼われている紀州犬である。その血統、生い立ち、初めて猟に出た話、ヒグマを倒すまでなどが順を追って語られているのだが、どうにもまとまりがない。どうにも、著者の目指すものが見えてこないのである。ノンフィクションなのか、動物文学仕立てなのか、それすらはっきりしない。どちらであるにせよ、三流の出来であるのは間違いないのだが。
熊五郎への盲目的な賛美がだらだらと書かれている本。
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