幸せを運んだブルドッグ
9年に渡り心優しく家族の仲を取り持ったブルドッグと、作者自身である少女の成長を描いた、切なくいとおしい、でも思わず笑ってしまう漫画。雑誌『ラ・コミック』増刊号として刊行された「カポネ・カポネち」を改題・再編集。

小野 まゆら (著)
単行本; 708p; 21x15.2cm
幻冬舎(2004-06)
\1,680 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(3件)
おすすめ度

(2004-07-20)
飼ってみたい
犬を飼ったことはありません。昔、野良猫をかわいがっていましたが、やっぱり猫って個人プレー・・・。まぁそこが可愛いところなんですが。 この本の作者が共に生活したブルドッグ“カポネ”は、また違った愛らしさがある。媚びているわけではけしてないけど、たえず家族の間に流れる“場の空気”を読みながら、たわいもない笑いを作り出してくれる。犬(動物)がそんなこと考えられるわけないじゃん!でもこの本を読むと、そうじゃないって事がわかる。作者とカポネと同じような関係が、世界中のあちこちに散らばっているのかな、って考えると、うらやましくもあり、幸せなことって思います。
おすすめ度

(2004-07-04)
ブルドッグを愛するすべての人へ
ブルドッグと過ごした実体験に基づく漫画『カポネ・カポネち』の復刻完全版。待ち望んでいたファンも多かったであろう。書き下ろしのあとがき漫画も一話付いているので、既に読んだ方も買って損はない。特にブルドッグ・オーナーは必読である。全編に溢れるカポネの愛くるしくもトボけた表情やコミカルなリアクションは、ブルドッグのオーナーなら思わず頷いてしまうものばかり。ブルドッグがしっかりと描かれる漫画など皆無だが、昨今のブル登場映画やCM等を全て含めても、本作はブルドッグ登場作品のまごうかたなき金字塔であると断言できる。ブルのほぼ完璧な描写に加えて、筆者の告白ともいえる自叙伝的ストーリィ展開も、本作の深みを増している。巻末の解説にもあるが、見事な筆力もさることながら、カポネにまつわる擬音・擬態語の妙にも感心する。「ぶぶぶぶぶ・・・」「しぷんっ」「でちでちでち・・・」といった表現は、ブルドッグを知る読者だけが共有できる「悦び」である。もちろんブルドッグをよく知らずとも、動物好きの人にとって珠玉の名作となるポテンシャルを秘めていることは間違いない。哀しくて胸が熱くなるラストが待っているが、ちょっとブルドッグを亡くしたことのあるオーナーには辛いかもしれない。
購入者は、きっと何度も何度も読み返すことになるであろう。売り切れないうちに購入しておくべし。
老婆心ながら、これを読んでブルを飼おうという気になったブル初心者の方には、さらに熟考いただくことを強くお勧めする。ブルドッグは本書から受ける印象よりもずっと飼うのが難しく、デリケートで病気になりやすく、他の犬種より桁外れにコストのかかる犬であることを心に留めて、決断していただきたいと強く願う。
おすすめ度

(2004-07-01)
犬と作者の成長物語
『バックパッカー・パラダイス』のさいとう夫婦の、妻のほうの犬マンガの復刻版。
ありがちな猫かわいがり(犬だけど)ペットものではなく、愛犬・カポネとのほどよく距離をおいた描写が心地よく、だからこそ時折挟まれるウエットなエピソードが心に染みます。
犬だけでなく、猫・カエル・鳥も出てくる、全ての動物好き、コミック好きにオススメの一冊です。
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