ディロン―運命の犬 幻冬舎文庫
寝たきりから奇跡の回復をした老人、転入してはじめて笑顔を見せた小学生……セラピー犬ディロンは老人ホームや学校を回り、人々のストレスや孤独感を和らげる。奇跡と感動のノンフィクション。

井上 こみち (著)
文庫; 221p; 15x10cm
幻冬舎(2006-05)
¥ 480 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(5件)
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(2008-05-25)
老人たちと
2004年に出た単行本『人の心がわかる犬−セラピー犬ディロン』の改題・文庫化。
著者は動物ノンフィクションの書き手。イヌに関するものが多い。
本書は、老人施設でセラピー犬として活躍するディロンを紹介したもの。
老人たちにディロンはものすごい人気である。そして、ディロンと触れ合うことで精神の働きが活発になり、他者への関心を取り戻したり、生きる希望を取り戻したりする。運動機能の回復すら認められるケースがあるという。
実際、老人施設や養護施設での動物セラピーは、次第にその効果が認識され、全国的に増加しつつある。しかし、そうは言ってもセラピー犬の訓練には時間がかかるし、動物に無理解な節も多い。
本書や、それをもとにしたテレビ番組によって、理解が広まり、普及が推進されればと願う。
優しいタッチで描かれた作品であり、人間とイヌのドラマとしても感動的。
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(2006-07-02)
多くは申しません。素敵な物語です。
今まで、2回。。。
「夏の庭」、「青空のむこう」
で泣いた。。。
でも、ちょっと違う。。
今まで本を読んで泣いたのは2回。。
今回、、、泣いた。。。
というか、泣き続けた。。。
本を読んで、涙を流しつつず〜っと読みつづけた初めての本。
ノンフィクション。
犬と人間のドラマ。
何もいえません。
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(2006-06-05)
犬が好きな人もそうでない人にも勧め
犬という動物は本当に賢いと思う。
言葉がしゃべれないだけで、実際には人間の話していることは大部分理解しているばかりでなく、人の心の内も見抜いて居るんじゃないかと思えることもあった。
この物語を読んで一層確信した。
これから犬を飼ってみたい人には特にお勧めします。
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(2006-05-31)
感動の実話です。
私は、実際に恵里さんにもディロンにも会ったことがあります。エピソードもうかがった事があったので、書店で見つけてつい買ってしまいました。
内容はディロン救出時の話と、その後恵里さんがディロンと共に歩んできた歴史、動物介在ボランティアなど、犬を飼っている方は読んでみると参考になると思います。
私も以前はグッド・シチズンテストを目指していましたが、日常の忙しさに挫折してしまっていましたが、これを機に「もう一度努力してみようかな!」と思える1冊でした。
欲を言うなら、ディロンとの出会いをもう少し詳しく書いて欲しかった。。。
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(2006-05-31)
犬の適性を見抜く
飼い主と離れ離れになり、犬のイベント施設で誰にも理解されないまま日々を過ごしていたゴールデンレトリバーのディロン。そんな彼の目を見て、運命につき動かされるように救出に乗り出した太田恵里さん。犬好きで、たくさんの犬と暮らす彼女がディロンの目の中に見たのは寂しさでした。
事故でやむなくオーストラリアに帰国した飼い主を訪ねてディロンを譲り受けた太田さんは身も心もボロボロだったディロンをより深く理解しようと心に決めます。穏やかで心優しいディロンはたまたま訪問した老人施設でその才能を発揮させました。ディロンには寂しい人、傷ついた人がわかるのです。そしてそっと寄り添うのです。
太田さんはその様子を見て、さまざまなセミナーに参加し、資格も取得、ディロンとの訪問活動の幅を広げていきます。そのほかにも、遺棄され処分を待つ犬の救出などのボランティアにも関わるようになった太田さん。まさに彼女の運命を変えたのはディロンでした。
すごいと思うのは、太田さんが初めからディロンをセラピー犬にしようと思って迎えたわけではなく、「ディロンをもっと理解したい」「適性を生かして楽しく過ごさせてやりたい」という強い思いからスタートしたということ。そしてそれを行動で実践したことでしょう。
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