となりの「愛犬バカ」
ペットを可愛がるあまり、犬に人間と同じ資質を求め、「我が子」という扱いをするようになってきた。しかし、犬は犬。飼い主が「良かれ」と思ったことが、犬にとっては大迷惑なことが多いのも現実。本書では、仰天飼い主の例を紹介。暴走した愛情の滑稽さから、「本来あるべき姿、正しい愛情」とは何かを探っていきます

勝俣和悦 (著)
新書; 216p; 17.2x10.8cm
祥伝社(2008-11-28)
¥ 798 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(2件)
おすすめ度

(2009-06-23)
犬を飼う前の必読書
そうしてほしくはないが、たいていの人はペットショップから犬を買う。ペットショップは商売だから誰にでも売る。「手がかからないですよー」「かしこいですよー」といって売る。生きているのに手がかからないわけがない。ウンチもオシッコもするし、毎日散歩しないとかわいそうだし、病気になるし、ワクチンやフィラリアなどの予防薬もすごくお金がかかる。人間がバカだと犬もバカになります。そういうことを知ってから犬を飼うべきなので、是非この本をご一読ください。そうすれば愛犬が手におえなくなって捨てる人が少なくなるでしょう。
ペットの生体販売に疑問感じさせないための情報が多い中で、警鐘を鳴らす本をよく出版してくれたと思うので星5つ。
おすすめ度

(2008-11-30)
溺愛バカ
著者は大手ペットフードメーカー勤務を経て、現在はペットのコンサルタント活動をしている人。(いまひとつどういう仕事なのかわかりにくいが)
犬を飼うことは、散歩や運動の必要性から身体面でも、精神衛生にもよい面がたくさんある。しかし犬を愛するあまりに、周囲のことが見えなくなってしまう飼い主がいるのも事実。糞尿の始末をちゃんとしない、犬が食べてはいけないものを平気で与える、洗濯石鹸で犬を洗う、犬にピアスをつけるなどなど。はたまた夜中に具合が悪くなったからといって救急車を呼ぶ飼い主までいるという。どこぞのモンスターペアレントみたいだ。
人間同士のコミニュケーション不足を棚に上げて、こうした飼い主は犬を面倒な人間関係の逃避の道具にしているのかも知れない。過度の擬人化も問題だ。犬はあくまで犬であり、人間ではないという感覚が欠落している飼い主の多さにもびっくりする。著者が言うように「犬飼いの、犬知らず」にならないように、きちんとした知識を持ち、根気を持って接し、最後まで責任を持って飼う・・当たり前のことが、いまではこんな本になる時代なのだと少々切なくなってくる。

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