デズモンド・モリスの犬種事典―1000種類を越える犬たちが勢揃いした究極の研究書
今まで存在が確認されているすべての犬種を網羅し、動物学的な進化論という点から綿密に分類・紹介したまったく新しいタイプの犬種事典。収録犬種計1003種のうち、世界の家庭犬722種については詳しい解説付き。豊富な参考文献と、資料性の高い図版が魅力

デズモンド・モリス(著),池田 奈々子(翻訳)
単行本; 636p; 23.8x18.2cm
誠文堂新光社(2007-07)
¥ 5,040 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(1件)
おすすめ度

(2007-07-31)
圧巻!1000種
この本は図鑑ではないので実物の犬の写真はなく、イラストのみで紹介されている。しかし1000種もの犬種である。これまで聞いたことも見たこともない犬種名が、これでもかと並んでいる。
ユニークなのはその分類法。普通の犬種図鑑や事典というとケンネルクラブのグループ分けに従ったものが多い。モリスは考えた。同じ猟犬でも相手にする獲物が違うのにひとくくりにするのはどうなんだろうと。また同じグループであっても足の長い犬種と短い犬種を一緒くたにするのもおかしいんじゃないかと。そこで各犬種が歴史的にどんな目的で改良され作出されていったかを踏まえ、それぞれの犬を作業目的ごとに分けたのだ。作業しない犬ももちろんあるし、食用犬なんていう項目もある。
それ以外にも保護された土着の犬や野生犬、種として確立していたものの現在は絶滅してしまった犬まで載っている。各犬種の解説も、歴史的起源を紐解き、仕事ぶりや性格などにも触れ、参考文献まできちんと紹介。その他モノクロではあるものの、図版や参考写真なども充実している。これは犬の広辞苑だ。
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