牧羊犬シェップと困ったボス 創元推理文庫

ボーダーコリーのシェップはアイルランドの西のはずれの農場で牧羊犬。そんなシェップのアイルランド的なすばらしい毎日や、わくわくするような冒険?物語。犬とアイルンドを同時に満喫できるよ
マージョリー・クォートン (著), 務台 夏子 (翻訳)
文庫; 216p; 14.8x10.6cm
東京創元社(2005-05-10)
牧羊犬シェップと困ったボス    創元推理文庫 表紙
\630 (税込)
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Amazon.co.jp カスタマーレビュー(4件)
おすすめ度4(2007-03-31)
生き生きと描かれている
犬柄や人柄が皆、愉快で読んでいて楽しい。一つの『章』が長過ぎず、自分のペースで読めるのも嬉しい。『おまけのページ』の筆者が描いたイラストは実に味がある。

1996年、同社から『牧羊犬シェップ、がんばる。』として刊行されたものを改題・文庫化したもの。知らずに2冊とも購入してしまったので、星-1にした。
文庫の方は巻末に『文庫化にあたって(訳者)』が追加されているが、『はじめに(筆者)』に書かれている「カバーの写真」はグレン(筆者の飼犬)では、なさそうだ。

おすすめ度3(2005-09-23)
ボーダーファンならぜひ
 小説としては星三つをつけましたが、ボーダーコリーのファンには読んでもらいたい本です。本来の牧羊犬の姿を、犬の目から見た農場生活を通して知ることができます。作者は相当に犬が好きなんでしょうね。彼らの表情を見ながら「こんなことを考えているに違いない」と想像しながら書いたのだろうと思うと、共感を覚えます。特に、犬が犬の幽霊を見て会話しているところなんか、映画「ベイブ」を髣髴させるところがありました。ところどころにユーモアがちりばめられた楽しい一冊です。

おすすめ度4(2005-09-04)
かわいいシェップ
アイルランドの牧羊犬・シェップが一人称で語る、かわいい小説。

シェップは血統書つきの犬で、優秀で、働き者。怒りっぽくて、めちゃくちゃなことを言いだす飼い主・ボスが大好き。

ある日、ボスはトライアルという病気にかかってしまう。それは牧羊犬競技会のこと。アイルランドではテレビ番組もあるくらい、人気があるそうです。

シェップもボスも最初は散々な結果なのですが、きちんと訓練を受けて(主にボスが)、だんだん成績がよくなっていきます。

私生活では、ジェスというもっと血統のいい雌犬の間に、子どもができたり。ほかの牧羊犬との友情や、喧嘩もあり。シェップは毎日忙しい。

ボスをはじめとして、奥さん、息子のマーティン、ボスの親友ジム、弟のヤンクなど、個性的な人々は、時々シェップからは奇妙にうつります。犬には犬の論理があり、ちゃんと人間の機嫌をうかがっていて、笑ってしまう。

また、冷静に「犬の扱い方さえ知ってれば、誰だってぼくを使えるのだ」と判断することも。

著者はじっさいに、アイルランドの牧場に住んでいる小説家。実生活から生まれた、犬の物語。

おすすめ度2(2005-06-22)
ほのぼのと楽しい犬のお話
牧羊犬シェップが「ぼく」として、周囲の犬や人間たちを観察する楽しい小説。評価は分かれると思いますが、私にはこの点数くらいの印象でした。つまらなくはないし、嫌みのない話なのですが、淡々として盛り上がりに欠けるのが私の期待に達しなかった理由のようです。せっかく牧羊犬の立場から書いているのだから、もっと動物行動学的につっこんで、イメージをふくらませてくれたらよかったのになあ、と思います。あの魔術のような羊追いを、犬はどんなつもりでやっているのか、とか。

実際に犬を飼っている人は、これを読んで、飼い主として自分はワンちゃんにどう見られているんだろう、と想像してみるのも楽しいかもしれませんね。

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