(2005-09-15)
(2005-09-11)猿編クライマックスもさることながら、後半約半分を占める『犬たちによる男女の恋物語』へと展開していくという、
すばらしく充実した驚きの一冊です。
ウィードの両親である銀と桜の出会いを経て、
彼らの息子であるウィードもまた大人への階段を上っていく。
今まで『犬でラブコメ』などと想像さえもできませんでしたが、
そこを楽々とクリアされるところは、さすが犬漫画の巨匠というべきでしょう。
高橋よしひろ先生は新境地を開拓されたのです!
きっと、長年のファンの皆さんも、びっくりされるのではないでしょうか。
アニメ化により、今後増えるであろう『35巻から初めて手に取る読者』に強い印象を与え、
より多く、より広い層へと受け入れられる世界へと力強く羽ばたこうとする先生のお姿が、巻末エッセイからも読み取れるほどです。
惜しむべきらくは、この新境地への展開を急いだためか、肝心要とも言うべき『猿編のクライマックス』の結末が、
何か不自然であったような印象が残るところです。
星が一つなのは、そういう理由からです。
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