ジップはゆうれい犬? 文研じゅべにーる

優しい飼い主が死んで、いじわるな引き取り手の元で前の家に帰ることばかり考えている犬のジップ。犬が大好きなのに、今までは飼えずにいたジョシュが、ジップの住んでいた家に引っ越して来て…。少年と犬の不思議な物語。
イーニド・リッチモント,長滝谷 富貴子,津尾 美智子
単行本; 159p; 21.8x15cm
文研出版(1999-11)
ジップはゆうれい犬? 文研じゅべにーる 表紙
¥ 1,365 (税込)
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Amazon.co.jp カスタマーレビュー(2件)
おすすめ度5(2006-07-12)
もどかしさ
犬が欲しくてたまらない少年と、大好きだった飼い主が亡くなったあと、思い出のたくさん詰まった家を思う犬とが不思議な出会いをするお話です。

ジョシュが引っ越してきた家には彼にだけ見える犬が出没します。しかし撫でてやろうとするとその手は犬の体をすり抜けてしまいます。この犬は幽霊なのだと思うものの、彼はその犬と心を通わせていきます。いまは犬好きではない夫婦に飼われている犬は、昔を懐かしむたびに心が形を伴ってその家に行ってしまうのです。

触れ合うことのできないもどかしさに読むほうもジリジリしてきます。犬の独白と少年の目を通して描かれる日常が交互に語られ、切なくなってきます。児童書には珍しい、着想の斬新な一冊です。

おすすめ度5(2006-03-20)
犬との出会いのすばらしさ!!
この作品はイギリスが舞台ですが、
日本版のみに描かれている津尾美智子さんの素朴で素敵な挿絵のせいか、
とても身近に感じられます。
自分の(妹のじゃなく!)犬が欲しくて仕方がない少年ジョシュと、
大好きな飼い主が死んで、あまり犬に興味がない家に飼われた
おとぼけ顔した犬のジップとの、不思議で奇妙な出会いと交流が淡々と、
しかし次第に「これからどうなるの!?」というドキドキする展開が、
描かれています。
安易な気持ちで犬を飼ってはいけないと言う事もしっかり描かれています。

犬との出会いも運命があるのかしら?犬も飼い主を選ぶのかしら?
と思わせる、犬好きにはたまらない、すてきな作品です。




ぷーちなび犬本