犬の老いじたく―愛犬の老化と向き合うために
犬が老いるとどのようなことが起きるのか、どう対処すればいいのか、さらにはどうやって看取ればいいのか…。老犬専門の教室を営む著者が、生徒たちの身に起きた実例を示しながら、その対策までを開示
新書; 191p; 17.4x10.8cm
角川・エス・エス・コミュニケーションズ(2008-03)
¥ 798 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(3件)
おすすめ度

(2008-05-02)
引き戻せない老いの流れに上手く乗る。愛犬と自分と。
著者は、神戸で94年から「犬のしつけ教室」を主宰。そこでは、犬を訓練士に任せきってしまうではなく、犬と一緒に、飼い主が自分もその教室に通い、犬のしつけを、一緒に学ぶのがモットーだそうです。06年からは、老犬との関わり方を中心とした「老犬教室」も開いています。
犬が老いると現れる様々な症状、体力の衰え・排泄の失敗・食欲の昂進あるいは減退・むだ吠え・認知症など、飼い主をいらつかせる老化現象。また寝たきりになった時の介護の重労働、判断に迷う最後の看取り方など。普通の飼い主には対応が分からず、聞くところもない問題に、対処する心構え、具体的な訓練法など、全て実体験に基づいて、丁寧な助言を与えてくれます。
老化の症状を早めに気づいてあげ、その予防にもなるグルーミングやマッサージが大切なことを教えられました。老いているからこそ、愛情のある触れ合いが大事のようです。また著者は、老犬のためのデイケア・センターが必要だと考えています。老いた飼い主には、就寝時に無駄吠え声で起こされるのは、大変な重労働です。確かに人間側にも安らぐ時間が必要です。犬と人と共に、1ペアとして老いを迎える準備や対応をすることが肝心のようです。それにしても、愛犬を、最後まで看取るのは、飼い主側にもかなりの覚悟がいるのだと気を引き締めました。
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(2008-04-19)
ノウハウの本なのになぜか感動
老犬のエピソードと、問題を克服する方法が各節に載っているので、ノウハウ本みたいに見えます。
でも、一つ一つのエピソードと工夫を読んでいくと、なぜか感動して涙が出そうになりました。ひとつひとつの工夫が、ワンちゃんとその飼い主さんへの中塚さんの気持ちが伝わったからかもしれませんし、愛犬を支えた家族の姿が思い浮かんだからかもしれません。
でも、やっぱりこの本の本当の価値と感動の理由は、何といっても犬のためにもヒトのためにも本当に「役にたつこと」だと思います。誰かの、役に立てることはとても難しいけど、出来た時には感動しますから。
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(2008-03-17)
わかりやすく心に響く
愛犬が年をとるということは、どんな変化が起きるのか?
自分の老後を想像することも、ままならないが、犬にも老化が確実にやってくる。
それを、具体的な事例とともに、そのとき、どうするか?
そして、少しでも緩和する方法は?
また、老犬の教室も主催している著者ならではの、予防法が書かれているのが心強い。
犬のことを思いながら、人間の場合と照らし合わせて、しみじみとした気持ちになる。
本書に登場する飼い主と愛犬の実例を読むだけでも、心に響く1冊である。
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