戦場の犬たち―母さん、ボクも帰りたかった
多くの犬たちがかつて戦場で働き、今もどこかで働いている。戻って来られる場所が1つだけあるとすれば、それはあなたの心の中。彼らがいたことは永遠に消えない-。これまでの戦争に行った犬たちを収めたモノクロ写真集

河村 喜代子
単行本; 127p; 17.8x15.2cm
ワールドフォトプレス(2006-01)
¥ 860 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(2件)
おすすめ度

(2006-03-05)
宣伝写真集
犬は兵士達の友として、補助者として、そして時には兵器として、世界中の軍隊と共に
あらゆる戦場で見られた訳ですが、この本で使用されている写真はお手軽なソースである
米英2カ国の博物館や公文書館の所蔵品に偏っている為、両国の犬の姿しか見られない点で
少し物足りなさを感じました。
また、戦場の兵士達による私的なスナップ写真などではなく、宣伝・報道用に撮影された
ある意味「きれいな」写真ばかりなので、ご覧になられる際には、これらが必ずしも戦場の犬達の
ありのままの姿を伝えているとは限らない事に留意する必要はあると思います。
おすすめ度

(2006-02-16)
時と場所を選べなかった犬たち
2度の世界大戦、その後のベトナム戦争で従軍した軍用犬やマスコット犬の写真集です。背中にピストルをくくりつけられている犬、伝令用の鳩を入れた箱を運んでいる犬、負傷して包帯を巻かれた犬・・。時と場所さえ違えば、彼らはもっと幸せに暮らせていたでしょうか?
軍用犬にされた=不幸とは言い切れないなにかが、これらの写真を見ていると感じられてきます。どの犬も目が輝き、人間と共に働くことに喜びさえ見出しているように見えます。疲れ切った兵士のかたわらにそっと寄り添う犬の写真もあって、戦争という過酷な状況の中にあっても、人間と犬の心は通い合っていたのだということを教えてくれます。もう二度と犬たちが戦いのために駆り出されることのない平和な世の中になることを願ってやみません。
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