げんきにわんわん―イヌ年のひとの絵本 五味太郎の「干支セトラ絵本」 (2 戌)

12の干支の動物たちが主人公の絵本。はさみで切り取って作れる「うんうんわんわん」付き。『月刊クーヨン』別冊付録を単行本化。
五味 太郎
大型本22.2x21.2cm
クレヨンハウス(2005-05)
げんきにわんわん―イヌ年のひとの絵本    五味太郎の「干支セトラ絵本」 (2 戌) 表紙
¥ 1,260 (税込)
ウィンドウを閉じる
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(1件)
おすすめ度5(2006-03-28)
トリからはじまる干支シリーズ(その2 戌)
トリを描いた1作目の「どこどこ ここ・ここ…」に続く2作目である。
これでシリーズの方向性がちょっと見えてきた。

1:干支別の性格分析を期待してはいけない
2:その干支じゃなきゃできないことを描く

イヌ年の人は、正義感にあふれ保守的なので、決められた規則や規律を守り、
はみ出すような行為を嫌うそうだ。つまり警察官が似合いそうなヤツってこと。
いや!俺はイヌ年だけどそんなことはないぞ、と言う人も、たくさんいるだろう。

絵本にも、そんなことは描かれていない。
描かれているのは、鳴いたり、走ったり、眠ったりといった基本的な行動だ。
だったらトラとかウマとか他の干支でもできるだろう、と言う人も、少しいるだろう。

しかし、絵本にはちょっとしたひねりがあるのです。
子犬の行動をちょっと離れて見守る、という視点で描かれているのです。
われわれの日常生活に溶け込んでいるイヌだからこそ、それが可能なのでしょう。
確かに、トラやウマや他の干支では気軽に見守れないな、と言う人も、きっといるだろう。

嬉しいのは、今回から裏表紙に雑誌掲載時にはなかった作者のコメントがついているところ。
五味さんだけに、これだけ読んでも味わい深いものがあります。

3:裏表紙のコメントまで含めて作品を楽しもう

ということで亥年へ進もうと思います。



ぷーちなび犬本