悲しい犬やねん

野良犬のボスの娘が、飼い犬に襲われ子を宿してしまったからさあ大変。犬の仁義に反すると目の敵にされるが…。ペットと人間の関係を問うお話。桂三枝の落語絵本シリーズ第3弾
桂 三枝
大型本25.8x21.4cm
アートン(2005-11)
悲しい犬やねん 表紙
¥ 1,575 (税込)
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Amazon.co.jp カスタマーレビュー(1件)
おすすめ度4(2006-01-03)
シリーズとして期待がもてるようになった
桂三枝の落語絵本シリーズも第3段まできました。
立て続けに年間3冊もでるとはすごい勢いですね。

動物を語り手に、人間社会をおもしろ可笑しく批判するのが
このシリーズの特徴で、道頓堀川の亀、料亭の鯛ときて、
今回は野良犬の視点から人間とペットの関係を風刺しています。

彼らによると野良犬と飼い犬の世界には、不可侵領域があるようだ。
お互いが相手の生活をバカにし合う関係の中、野良犬のボスの娘が
恋した相手が、よりによって飼い犬のドーベルマンだったから大変。

娘を奪われじと策略をめぐらす野良犬側は、後で驚愕の事実を知る事に。
なるほど! と思わず納得するラストだ。

風刺の効いたユーモラスな文を生かすならば、ヘタウマ調のくずした絵は
どうかと思う。正当な絵本タッチで描いたほうが、文章のもつ
毒がよりいっそう効いてくるのですが。

このシリーズはさらに続くのでしょうか?
少なくとも今の世の中なら、ネタには事欠かないと言えます。

教育、政治、消費、交通、経済 など 批判の対象はどんどん出てくる。
語り手は、家電品、車、紙幣、など動物以外でも面白いかも。



ぷーちなび犬本