犬と作家の素敵な24の物語
様々な犬種と種類も性格も様々なら、飼い主たちもまた、息子同様に愛する貴婦人、飼い犬自慢の荒くれ男、気難しい学者、自由奔放な女優と、それぞれに個性豊かな人物揃いです。人柄ばかりか原作者のお国柄の相違も出ていて、面白い作品集
石家 佳代子(翻訳),中村 佐千江(翻訳),岡本 千晶(翻訳),粉川 栄(翻訳),鈴木 久美子(翻訳),曽我 佐保子(翻訳)
単行本; 437p; 18.6x13.2cm
バベルプレス(2006-12)
¥ 1,890 (税込)
Amazon.co.jp カスタマーレビュー(1件)
おすすめ度
(2007-01-12)
一冊で何度もおいしい
犬文学の古典ともいうべき24の小作品を集めたアンソロジー。そうそうたる作家が描いた犬小説、犬エッセイがこれ一冊で読める。ほかのアンソロジーにすでに収録されている作品も多いが、邦訳が新しいということで読み比べてみるのも一興かも。(翻訳家養成講座出身の新進の翻訳家たちが新たに訳し下ろした。)
作品のなかで私のお勧めはケネス・ロバーツの「目指せ、夢の生活」。現代ではタブー視されているが、素人繁殖業を興して一儲けしようとした彼のドタバタがユーモラスに描かれている。「名犬ラッド」でおなじみのターヒューンの「サニーバンクの犬たち」も興味深かった。コリー犬舎を持っていたターヒューンが見学者の車にはねられて愛犬を失うエピソードが載っている。つい先日ジェイムズ・サーバーの「サーバーのイヌ・いぬ・犬」で、ターヒューンの犬をはねた家族の側からの描写を読んだばかりなので、事件の両面を客観的に知ることができて感慨深かった。
犬の本
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